長期学生ビザの更新⑤　パリ警視庁へ。

ビザの期限切れ１週間前。
パリ警視庁へ、ビザ更新の手続きに行ってきました。

さて諸々の書類を揃えて、いざ警察へ。
手荷物検査を受けて、建物中に入ります。
警察にも、コピー機やフォトブースがあったので
ここで全部コピーする事もできるようでした。
（でも当日になって故障してたりしたら
　困るからね…フランスあるある）

持参した書類について

1. パスポート
2. ビザのページ
3. 滞在許可証のページ
4. 入国した日のスタンプがあるページ
5. 証明写真３枚（3.5×4.5cm）
   ちゃんと準備していったのですが、その場で撮り直しになりました。
   理由は、片耳だけ髪に隠れて写っていたから。
   両耳とも出すか、あるいは隠すかしろとのこと。
   （そんな注意事項は初めて聞いたよ？！）
   建物内のフォトブースで５ユーロ也。
6. 出生証明書（戸籍抄本）の仏訳
   （先日、法廷翻訳してもらったもの）
7. 居住証明として、
   電気代など公共料金の請求書
   これは、最新のもの１通だけでOKでした。
8. アパート賃貸住まいなので、賃貸契約書
   これは不要でした。持っていったけど要らなかった。
9. 家賃の支払い証明
   ⑩の銀行の入出金明細が証明になります。
   家賃の支払のところにマーカーして “Quittance de loyer（家賃）” とメモしておきました。
10. 今後のフランス滞在中の財力証明。
    銀行の残高証明書、入出金明細でOK。
    【金額かわりました】
    以前の文書では「月450ユーロ×滞在予定月数」を用意するようにと書いてあったのですが、最近見た文書では「月615ユーロ×滞在予定月数」に増額されてました。
    ※フランスでは、手続き系の書類は、直前に変更になる事、よくあります。
    銀行で残高証明書を発行してもらおうかと思いましたが、Caisse d’epargneから毎月発行される入出金明細に、私の預金総額が明記されていたので、それでまかないました。
11. 学校の登録証明書
    パリカトの秋学期の登録証明書（Certification de scolarite)を持参。
    パリカトの場合、この書類に申し込んだ授業の内容が書かれているので Liste recapitulative de etude（学習予定の要約）はこれで代用できたようです。
12. 学生証
13. 今までの成績証明書
    一応、渡仏してからの全ての成績証明書を持参。

こんなところです。結構あります。
近所のコピー屋さんも
バカンス時期は休みがちですから
早めに準備しておいたほうが吉。

これらを全て、原本とコピーを両方揃えて
申請しました。
係員の人に、１通ずつ目の前で確認されます。

手続きにかかった時間など

３時に予約して、
手続きが終わったのが４時半くらい。
すいてた割に、結構待ちました。
（警察もバカンスで人が少ないのかも）
建物内は携帯利用禁止なので
暇つぶしに本や宿題などを持っていくといい。

担当者に聞かれたのは
「秋学期が終わったらどうするの？」って話。
この場合、
「帰国して日本で働きます」が模範解答。
ここで
「フランスに残って働きたい」等は
超NGワードです。
「外国人は、来てもいいけど、帰ってね」が
フランスの本音だから。

唇にピアスをした
パンクな雰囲気のお姉さんが担当でしたが、
比較的感じよく対応してくれたような気がします。
書類審査は通ったようで、
今度は10月某日に再来庁し
ビザを受け取ってね、とのこと。

それまでは私、一旦ビザ切れになってしまうので
正規の手続き中であることを証明する
「レセピセ」という書類を貰いました。

レセピセの受け取り

パリカト等、警察と提携していて
「ビザ延長の手続き」が出来る学校も
ありますが、
この「レセピセ」発行だけは警察が行います。

よってパリカトの窓口で延長手続きをした場合
レセピセを後日警察から
郵送してもらう流れになるらしいです。

警察でビザ延長申請をすれば
その場でレセピセを受け取れますが、
郵送だと、そのぶん受け取りまでに
ちょっと日数がかかるって事。

だから、
ビザ延長手続き中に海外に出る予定がある人は
警察に行って手続きした方がよさそうです。
（郵便事故も怖いし）

というわけで、手続き嫌いな私は、
ひととおり終わってちょっと安心。
不法滞在にならなくてすみましたしね（笑）

さて次回。
ビザの受け取りに警察を再訪する前に
timbre fiscal という印紙を
買っておかないといけないのですが、
この調達がまた微妙に厄介らしいので、
別記事にてUPします。